「新薬の狩人たち――成功率0.1%の探求」ドナルド R キルシュ 著(早川書房)
「勝負を有利に運べる知識や技術を備えているが運に翻弄される」著者は創薬の研究をギャンブル中のギャンブル・ポーカー・プレイヤーに例えます。
テレビや新聞などで大きく報道される新薬にまつわるニュースも、その道の人から見ると画期的な出来事でもない情報であることが良くあるのだそうです。報道に携わる担当者は一応その世界の情報通ではありますが、肝心なところは研究者にウラをとらないことには公表できない世界なのだそうです。
その舞台裏をわかりやすく伝えるノンフィクション。